シンプル・マクロビオティックで心地いい暮らしを②
健康になりたいけれど、手間はかけたくない
そんな人にぴったりなのが、マクロビオティックの料理法です。
未精白の穀物・玄米を主食に旬の野菜を味噌や醤油など、
日本古来の発酵調味料で料理。
漬け物を添え、番茶を飲むという昔ながらの日本食で、
肉や乳製品は控えることが基本です。
ではどうやってたんぱく質をとるのかって?
玄米や豆、ごまには、良質のたんぱく質やカルシウムが豊富
に含まれます。
これをバランスよくとれば、脂肪が多く、生活習慣病の原因に
なるなどリスクが高い肉などに頼らなくてもOK。
マクロビオティックの食事を実践すると、身も心も軽くなるのが
わかります。
カロリー計算不要、いたって簡単ながら、効率よく健康的に
ダイエットが可能。
シンプル・マクロビオティックで心地いい暮らしを①
過食の時代、食べすぎで不健康になっていませんか?
肥満のもとは食べすぎだ!そんなこと言われなくてもわかっているはず。
でもたんぱく質、カルシウム、ビタミンが足りないのは一大事とばかり、
せっせと栄養をとっていませんか?
1950年代に比べて日本人の肉の摂取量は9倍、卵は7倍、油脂類は6倍、
乳製品にいたってはなんと19倍!にも急増。
その反面、お米の摂取量は半減しています。
日本の伝統食は、主食にお米をたくさん食べ、副食に季節の野菜と海産物、
大豆加工品、漬け物というシンプルなものでした。
西洋型の食事に変わり、たんぱく質や脂質、糖質が過剰に摂取されるように
なってから、高血圧、糖尿病などの生活習慣病が激増。
病気には到らないまでも肥満、肩こり、冷え性、腰痛など、何らかの不調を
抱えている人は珍しくありません。
これはみな、余分な食品の食べすぎが原因と考えられています。
発芽玄米を食べるだけでキレイになるシンプル・マクロビオティック で
心地いい暮らしをしませんか?
カラダがみるみる元気になる発芽玄米の健康パワー⑩
発芽玄米の健康パワー⑩ 便秘解消とダイエットできる!
発芽玄米は、GI 値が白米、玄米よりも低 く、
低インシュリンダイエットにも有効。
毎日の主食を発芽玄米にかえるだけで、
ダイエット効果が期待できます。
そして 豊富なビタミンB群が糖質を燃やしやす い体質に
改善して、肥満を防ぎます。
また発芽玄米を長期間食べていると基礎 代謝が高まり、
脂肪を燃やしやすい体に なることがわかってきました。
ビタミンB 4 白米の約4倍
神経や筋肉の正常な働きに必要なビタ ミンです。
砂糖や炭水化物などの糖質 をエネルギーに変換する
糖代謝のに欠 かせない成分です。
主食の違いによる 体脂肪の変化
※磯子中央・脳神経外科病院 健康管理センター
発芽玄米摂取による ウエストサイズの変化
発芽玄米と白米を食べたときの酸素消費量の変化
※日本油化学会年会講演要旨集、Vol42nd Page176.2003
カラダがみるみる元気になる発芽玄米の健康パワー⑨
発芽玄米の健康パワー⑨ アルツハイマーを防ぐ!
ギヤバや抗酸化ミネラル類が血液をサラ サラに保ち、脳血栓などの脳血管障害を
防いで、後遺症としてのボケ症状を予防 します。またアルツハイマー型痴呆症の
患者にはPEP 物質が多く、これがアルツ ハイマーの一因といわれます。
発芽玄米 にはPEP 阻害物質が多く含まれ、予防・ 治療効果が期待されています。
アルツハイマー予防物質
PEP阻害物質
脳内には、PEP という酵素の一種が 一定量存在し、脳の機能を正常に 保つ
さまざまなペプチドという成分の 新陳代謝を促しています。
ところがこ のPEP が何らかの理由で異常にふえ ると、脳の働きが攪乱され、
それがア ルツハイマー型痴呆症を起こす一因と 考えられているのです。
カラダがみるみる元気になる発芽玄米の健康パワー⑧
発芽玄米の健康パワー⑧ ガンを予防する!
ガンの抑制作用が注目されるフィチン酸 は白米の約5 倍。
ビタミンEなどの抗酸 化ビタミンには、ガンのイニシエーター (初発因子)
の発ガン性を弱める働きがあ ります。
また、豊富な食物繊維は、便が 腸内にとどまる時間を短縮して有害物質 の
発生を防ぐとともに、発ガン性物質を 体外に排出して、大腸ガンを予防します。
ビタミンE が白米の約 4 倍
ビタミンEは、活性酸素の攻撃から細胞膜 を守る働きをしています。
体内にある脂質 が酸化してしまったものを過酸化脂質と呼 び老化や様々な
生活習慣病の原因になり ます。
特に40 歳を過ぎると急激に血中の 過酸化脂質の量が増加します。
ビタミンE には脂質のが酸化して過酸化脂質に変質 してしまうのを防ぐ働きが
あります。
カラダがみるみる元気になる発芽玄米の健康パワー⑦
発芽玄米の健康パワー⑦ 貧血を解消する!
発芽玄米には、白米の約1・8 倍の鉄分 が含まれています。
玄米のときではIP6 と結合し、吸収されずらかった鉄分が、
発芽にときに働くフィターゼ酵素の働き で分離され、
体に効率よく消化吸収でき るため貧血の予防・改善に役立ちます。
鉄はヘモグロビンの原材料で、酸素 を全身に運ぶための、
重要な役割を しています。
これを「機能鉄」といい 身体全体に分布する鉄の約70%を占 めます。
それ以外は肝臓や筋肉など に貯蔵されます。
これを「貯蔵鉄」 といい、血液中の鉄が不足した場合 「貯蔵鉄」から
速やかに補充がなさ れます。
カラダがみるみる元気になる発芽玄米の健康パワー⑥
発芽玄米の健康パワー⑥ アレルギー症状を緩和する!
タンパク質に含まれるアレルゲンタンパ ク質も食物アレルギーの一因ですが、
白 米や玄米と比べると、発芽玄米のアレル ゲンタンパク質量はたった6 分の1。
ア レルギーリスクが低いのです。
また発芽玄米の豊富な栄養成分がアトピ ー性皮膚炎の症状緩和に効果があると
報 告されています。
アレルゲンタンパクが白米の1/6
体にとって重要なタンパク質 も未分解のまま取り込まれる とアレルギーを
引き起こすも ととなります。
米アレルギー患者血清中に 存在する特異IgE 抗体に反応 するタンパクを
減らした低アレ ルゲン米の開発も行われています。
日本補完代替医療学会学術集会
難治アトピー性皮膚炎の食事指導における発芽玄米利用の検討
-preliminary report-
小林裕美(大阪市立大学大学院医学研究科皮膚病態学)ら
難治性アトピー性皮膚炎患者12 名。いずれも過去2週間以上症状が固定
され ている方に、それまでの治療は変更せずに、発芽玄米を1日100 ~ 200g
の摂 取を加えた結果、摂取開始から1年を経過した症例では、皮膚症状の著明
な改善 が見られた。
有効例として31 歳男性のケースがある。
初診時には全身の落屑 性紅斑があったが、発芽玄米を食べ始めてからかゆみが
軽快した。食べるのを やめたところ悪化したので、摂取を再開し、半年後には
紅斑はかなり消失した。 そのまま続けると9ヵ月後には皮膚炎はごく一部を
残すのみとなった。
※(Medical Nutrition 33 号)
カラダがみるみる元気になる発芽玄米の健康パワー⑤
発芽玄米の健康パワー⑤ 更年期の症状を緩和する!
発芽玄米に含まれるギャバには神経を鎮静 する作用、ガンマオリザノールには
自律神 経失調症や更年期障害の症状をやわらげる 働きがあります。
骨の形成に欠かせないカ ルシウムやマグネシウム(カリウム、マグネシウム、
カルシウ ムなど、体の機能をととのえるため に必要な微量ミネラルがバランス
よく含まれています。)も、玄米より吸収 されやすい形で豊富に含まれるため、
骨租 髭症の予防にも効果的です。
γ- オリザノールが白米の約7倍
こめ油の中にはγ‐ オリザ ノールという成分が、約 0.2 ~ 0.5%含まれてい ます。
これは、他の食用 油にはないもので、油が 酸化するのを抑制する作 用があるほか、
生理的に成長促進、自律神経失 調症の緩和、性せん刺激作用やビ タミンE にも
似た作用を持っていま す。
むち打ち症に治療効果があると して、医療品としても認められてい ます。
また、血行をよくするとともに、 皮脂の分泌を促し、老化した角質 を取り除く一方、
皮膚の表面を膜 で保護する働きをもっています。
ま た、シミの原因となるメラニン色素 の成分過程の酵素、チロシナーゼ の活性を
阻害しその増殖を抑える 美白効果もあります。
カラダがみるみる元気になる発芽玄米の健康パワー④
発芽玄米の健康パワー④ シミ・シワを防いで美肌に!
カラダをサビつかせ、老化や生活習慣病の 引き金となるのが「活性酸素」。
紫外線に よっても大量に発生して、シミやシワの原 因となります。
発芽玄米には活性酸素を除 去する抗酸化物質が豊富。
とくにフェルラ 酸、フィチン酸はメラニン色素の生成を防 ぐ働きがあり、
いつまでもみずみずしいお 肌を保つことができます。
抗酸化物質 IP6が白米の約 5倍
総フェルラ酸 が白米の約5倍
ビタミンEやIP6、総フェルラ酸など 抗酸化物質が豊富に含まれ、
老化 の元凶、活性酸素の発生を抑制し たり除去する働きがあります。
フィチン酸(IP6)は強い抗酸化作用を持っていますが、
玄米の状態ではミネラルと結合し、水に溶け ない性質から体内に吸収されず、
逆に食事で摂ったおかず類のミネラルと結合して排出してしまう事 から
玄米食が原因となるミネラル不足の可能性が指摘されています。
発芽玄米は発芽時のフィターゼ 酵素の働きでIP6 を
IP3(イノシトール3 リン酸)に分解します。
IP3 は水に溶け体内に吸収されやす く、ガン細胞の増殖を抑え、
IP6 と同じく強い抗酸化力を発揮します。
さらにお米のミネラルと分離 することでカルシウムやカリウム、
鉄分を体に吸収しやすい状態にします。
※ 数値比較のためIP6 で表記しています。
※消化管におけるフィチン酸の酸化ストレス防御機構の解析
徳島大学・寺尾純二 基盤研究・研究課題番号:11660127
米国のメリーランド大学医学部病理学のシャムスディン教授の研究データ
カラダがみるみる元気になる発芽玄米の健康パワー③
発芽玄米の健康パワー③ 糖尿病を予防する!
発芽玄米に含まれる食物繊維の量は白米 の約6 倍!
しかも白米には存在しない水 溶性食物繊維が含まれています。
GI 値(ブドウ糖を100 とした場合の血糖 値の上昇スピードを表した数値)が
白米 、玄米よりも低く、食後血糖値の急上昇 が起こりません。
インスリンの分泌を抑 えて膵臓をいたわり、インスリンの効きやすい体質を
保つ事が糖尿病の予防とな ります。
食物繊維が白米の約6 倍
水溶性食物繊維は体内で数十倍に ふくれ腸内の善玉菌を増やし、
血糖 値の上昇を防ぎ、体内コレステロー ルの濃度を正常にします。
不水溶性食物繊維は水分を保持し て便のかさを増し、発ガン物質など を
巻き込んで排出します。
水溶性1 : 不水溶性2が理想と言わ れおり、発芽玄米は[ 約1:3] の比 率です。
●白米摂取はⅡ型糖尿病リスクを増大 白米(精白米)を定期的に食べる人は
Ⅱ型糖尿病リスクが有意に増大することが新しい研究で示された。
この研究は、米ハーバード大学公衆衛生学部(ボストン)にQi Sun 氏らの
研究チームが、米国、オーストラリア、 中国、日本で行われた4研究を
レビューしたもの。 全体での被験者は35 万人強で、試験開始時にⅡ型糖尿病
と診断されていた被験者はおらず、4 ~ 22 年間追跡さ れた。
その結果、白米摂取が増えるほど、Ⅱ型糖尿病のリスクも増加することが
わかった。 例えば、白米1 杯(158 グラム)ごとに糖尿病リスクが10%増加
すると研究チームは推定しており、この関連 は男性より女性で強かった。
※英国医師会誌「BMJ」オンライン版に3 月15 日掲載より
●全粒穀物(ふすま、胚芽を含む穀類/ 未精白穀類)の摂取は糖尿病リスク
を35%低下させた 糖尿病や心疾患、癌を発症していない女性16 万人を
全粒穀物の摂取量によって5グループに分け、12 年間から 18 年間追跡して、
Ⅱ型糖尿病の発症について分析した。
その結果摂取量が最も多いグループは最も少ないグルー プに比較して糖尿病
の発症リスクがおよそ35%低くなっていることを明らかにした。
※米国の臨床研究「看護師の調査研究(Nursus Health Study)」