2013.12.7

発芽玄米中の抗酸化物質

カテゴリー: スタッフブログ

発芽玄米には、以下に紹介するような強力な抗酸化物質
が含まれています。

【フィチン酸】

フィチン酸は、イノシトールとリン酸が結合した物質で、
別名「IP6(イノシトール6リン酸)」と呼ばれています。

強い抗算化力をもつとともに、からだの防御機能を高める
効果もあって、最近の研究で、大腸がん、肝臓がん、肺がん、
皮膚がんなどに奏効することが判明。大いに脚光を浴びています。

またフィチン酸は、結石ができるのを防いだり、貧血を改善
したり、心筋梗塞や糖尿病を予防する効果もあります。

【フェルラ酸】

発芽玄米中のファルラ酸は、活性酸素の消去に働くほか、紫外線
によって皮膚にメラニン色素(シミの原因物質)が増えるのを
抑える作用もあります。

しかも、このフェルラ酸を特定のアミノ酸と結合させると、
それらの効果が倍増することが、私たちの研究で明らかに
なっています。

またフェルラ酸に、イソロイシンやプロリンというアミノ酸が
結びついた場合は、新たに血小板の凝集を抑える効果(=血栓を
防ぐ効果)が生じることも確認できています。

発芽玄米には、それらのアミノ酸とフェルラ酸がともに豊富に
含まれています。

【トコトリエノール】

トコトリエノールは、ビタミンE(トコフュロール)の仲間です。
ビタミンEは、抗酸化物質の王様といわれていますが、最近になって、
トコトリエノールの抗酸化力は、そのビタミンEと同等か、
ときには上回ることが明らかになっています。

また、日常的にトコトリエノールをとっていると、コレステロールの
上昇や血小板凝集の抑制に役立つほか、乳がんの予防、美肌づくりに
も役立ちます。

発芽玄米は、ビタミンEとともに、このトコトリエノールを多く
含んでいます。

【γ-オリザノール】

γ-オリザノールは、フェルラ酸とトリテルペン(コレステロールに
似ている物質)がくっついた物質です。

古くから、むち打ち症や自律神経失調症、卵巣機能障害などの治療に
使われてきたほか、血液中のコレステロールの増加を抑える力もあります。

また、活性酸素の害を抑えるとともに、紫外線(UV)を吸収したり、
皮膚の毛細血管の血行を促すことから、これも発芽玄米の美肌効果に
一役かっています。


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