2013.12.20

ギャバが血圧の安定に大きく寄与

カテゴリー: スタッフブログ

日本の高血圧症の患者さんのおよそ9割は、原因不明で血圧が
じわじわと上がる本態性高血圧とされています。

本態性高血圧の治療は、食事療法が主軸とされていますが、
そこに発芽玄米食を加えると、その克服に大変有利です。

発芽玄米には、血圧の安定に役立つギャバが豊富に含まれて
いるからです。

高血圧に対するギャバの効果は、数多くの研究で示されて
います。

例えば、大妻女子大学の大森正司教授は、高血圧自然発症
ラット(成長につれて自然に本態性高血圧になるネズミ)
を使って、ギャバを増やした米胚芽を与えた場合と、
そうでない場合の、血圧の変動を比較する実験を行っています。

その結果、ギャバを増やした米胚芽を与えた場合のほうが、
血圧の上昇が明らかに抑えられ、しかもギャバを増やした
米胚芽を与える量が多いほど、その効果が顕著だったといいます。

人を対象とした別の調査でも、ギャバの降圧効果が立証されて
います。高血圧(境界域を含む)の人たちに、ギャバを毎日
とり続けてもらったところ、日を追うごとに血圧がゆるやかに
低下し、8週後には最大血圧と最小血圧がともに10mmHgほど
下がったというのです。

ギャバは、次のようなしくみで降圧作用を発揮すると考えられて
います。

①腎臓を活性化して利尿を促し、体内の余分な塩分をどんどん排泄
する。

②神経の興奮を抑え、血行をよくする。

③血圧上昇を促す物質を作り出す酵素(ACE)の活動を抑える。

発芽玄米は、このギャバを多く含むほか、塩分の排泄に役立つ
カリウムや、血圧の安定に役立つフィチン酸も豊富です。

発芽玄米を食べていると、これらの相乗効果が期待でき、とくに
初期(境界域)の高血圧症に有効とされています。


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